外壁塗装会社のランキングサイトの見方と注意点(仙台で業者を選ぶ前に)

外壁塗装会社のランキングサイトや比較サイトは、広告として作られている場合や、根拠の弱い「満足度1位」表示が含まれる場合があります。消費者庁・国土交通省・住まいるダイヤルの情報をもとに、順位の見方と、仙台で業者を選ぶ前に自分で確かめたい項目を整理しました。

編集 東北杜の都工務店作成 最終更新

まず、知っておきたいこと

外壁塗装会社のランキングは、上位であることがそのまま工事の良さを示すとは限りません。ランキングや比較記事には、掲載する事業者の広告として作られているものがあり、消費者庁は「顧客満足度1位」のような表示の中に、実際の利用者ではなくウェブサイトの印象だけを尋ねた調査を根拠にしたものがあったと公表しています。ランキングは候補を探す入口にとどめ、建設業許可の確認、2〜3社からの同じ条件での見積もり、見積書の内訳、保証の書面、契約書面の内容を自分で確かめてから依頼先を決めましょう。

01

外壁塗装会社のランキングサイトはどう作られているか

「外壁塗装 会社 ランキング」で検索すると、地域ごとのおすすめ業者を順位つきで紹介するページが多く表示されます。こうしたページには、運営者が独自に調べて並べたものもあれば、掲載された事業者から報酬を受け取るアフィリエイト広告として作られているものもあります。見た目だけでは、どちらなのかを区別しにくいのが実情です。

2023年10月1日から、広告であるのに広告であることを隠す、いわゆるステルスマーケティングは景品表示法違反になりました。消費者庁は、事業者が第三者に依頼した表示も広告に含まれ、SNSやレビューへの投稿などインターネット上の表示も対象になると説明しています。広告であることを示す方法としては「広告」「宣伝」「プロモーション」「PR」といった表記が挙げられています。

ただし、消費者庁のQ&Aでは、アフィリエイトサイトの冒頭に「このサイトはアフィリエイト広告を利用しています」と書いてあるだけでは足りない場合があり、文字の大きさや色も含めて、読む人に広告だと分かるようになっている必要があるとしています。ランキングページを見るときは、ページの冒頭や各業者の紹介の近くに広告の表記があるか、運営者がどこの会社かを確認しておくと、内容を受け取る距離感を決めやすくなります。

  • ページの冒頭や紹介文の近くに「広告」「PR」「プロモーション」などの表記があるか
  • 運営会社の名前と所在地が書かれているか、掲載業者との関係が説明されているか
  • 順位の決め方(何を、どのように比べたか)が書かれているか
  • 仙台・宮城で実際に工事をしている業者が比べられているか

02

「満足度1位」「おすすめ1位」の表示をうのみにしない

業者の広告やランキングでよく見かける「顧客満足度1位」「おすすめしたい業者1位」といった表示について、消費者庁は2024年9月26日に実態調査の報告書を公表しています。報告書によると、令和5年度に景品表示法の措置命令を受けた44事業者のうち13事業者がこうした1位表示に関わるもので、いずれも、調査の対象者にウェブサイトを見せて印象を答えさせる「イメージ調査」を根拠にしていました。

同じ報告書では、消費者1,000人へのアンケートで、こうした表示が購入の判断に「かなり影響する」「やや影響する」と答えた人が約5割にのぼりました。一方で、表示を出している広告主への聞き取りでは、根拠とした調査の質問内容や比較した相手を把握していない例が多かったとされています。表示の大きさと、その裏付けの確かさは必ずしも一致しません。

消費者庁は、こうした表示が合理的な根拠に基づくといえるためには、主要な競合を比較対象に含めていること、実際の利用者など表示に合った人を調査していること、誘導のない公平な方法で調査していること、表示の内容と調査結果が対応していることの4点が必要だとしています。1位表示を見かけたら、注記にある調査の対象者・比較した相手・調査時期を読み、根拠が書かれていない場合は判断材料から外して考えましょう。

03

ランキングより先に、建設業許可を公的な検索で確かめる

ランキングの順位は運営者の基準で決まりますが、建設業の許可は国や県が出す公的な情報です。国土交通省によると、建設工事を請け負う業者は原則として建設業法にもとづく許可が必要で、許可は工事の種類ごとに分かれ、有効期間は5年です。宮城県内だけに営業所がある業者は宮城県知事の許可、複数の都道府県に営業所がある業者は国土交通大臣の許可になります。

一方で、建築一式工事以外で工事1件の請負代金が500万円未満(消費税を含む)の軽微な工事だけを請け負う場合は、許可がなくても営業できます。許可がないことだけで不適切な業者とは言えませんが、許可を持っていると説明された場合は、国土交通省の検索システムで商号・許可業種(塗装工事業など)・有効期間が見積書や名刺の記載と一致するかを確かめておきましょう。具体的な調べ方は「仙台で外壁塗装業者を選ぶときの確認ポイントと注意点」で紹介しています。

04

見積もりは2〜3社に同じ条件で依頼して比べる

ランキングで気になる業者が見つかっても、1社だけの見積もりでは金額が妥当かどうか判断できません。住まいるダイヤル(公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター)は、複数の事業者から見積もりを取って比べる「相見積もり」をすすめ、その数は2〜3社がよいようだとしています。これより多いと比較が煩雑になり、かえって選びにくくなる場合があるためです。

比べるときは、各社に同じ条件で依頼し、工事箇所や工事項目をそろえた比較表を作ると、単価・仕様・項目の有無の違いが見えやすくなります。総額では高く見えた業者が、条件をそろえると実は安かったと分かることもあります。見積書に「○○一式」など中身の分からない項目があれば、できるだけ詳しい明細を求めましょう。比較の進め方は「仙台のリフォーム見積もり比較のポイント」に、外壁塗装で差が出やすい項目は「仙台で外壁塗装業者を選ぶときの確認ポイントと注意点」にまとめています。

見積書の見方が分からないときは、住まいるダイヤルの電話相談で、建築士の資格を持つ相談員に相談できます。契約前であれば、見積書の内容をチェックしてもらうサービスもあります。

05

保証とアフターサービス、契約書面を書面で確かめる

ランキングの紹介文に「長期保証」「アフターフォロー充実」と書かれていても、実際の保証の範囲と期間は、契約する業者が出す保証書や契約書で決まります。保証の対象(塗膜の剥がれ、雨水の浸入など)と期間、保証を受けるときの連絡先を、契約前に書面で確認しましょう。

住まいるダイヤルは、リフォーム時の検査と保証がセットになった「リフォーム瑕疵保険」を案内しています。工事がこの保険に加入していれば、工事後に不具合が見つかった場合の補修費用を保険でまかなえるほか、業者とトラブルになったときに全国の弁護士会(住宅紛争審査会)で裁判によらない紛争解決手続を利用できます。加入できるかどうかは、見積もりの段階で業者に尋ねておくと安心です。

訪問販売で契約した場合は、法律で定められた書面を受け取った日から数えて8日以内であれば、クーリング・オフ(無条件での契約解除)ができます。この書面には、クーリング・オフについて赤枠の中に赤字で記載することが義務づけられています。クーリング・オフはどの取引方法で契約したかによって使えるかどうかが変わるため、自分の契約が対象になるか分からないときは、消費者ホットライン(188)で仙台市消費生活センターなど近くの窓口に相談してください。

06

仙台で外壁塗装の依頼先を決めるまでの流れ

ランキングや比較サイトは、仙台市や宮城県内で外壁塗装を請け負う業者を知る入口としては役立ちます。ただ、順位の付け方や掲載の条件はサイトごとに異なるため、順位そのものではなく、そこで知った業者を自分の目で確かめるための候補リストとして使うのが現実的です。

候補が決まったら、許可や所属団体を公的な検索で確認し、2〜3社に同じ条件で現地調査と見積もりを依頼し、見積書・保証・契約書面を比べてから依頼先を決めます。専門店・工務店・ハウスメーカーのどこに頼むかで迷う場合は、「仙台で外壁塗装は専門店・工務店・ハウスメーカーどこに頼む?違いと選び方」も参考にしてください。東北杜の都工務店でも、外壁塗装のご相談は現地調査で下地や関連箇所まで確認したうえで、工事方法と範囲を整理してご説明しています。

相談前のチェックリスト

  • ランキングページに「広告」「PR」などの表記があるか、運営会社と掲載業者の関係を確認したか
  • 「満足度1位」などの表示について、調査の対象者・比較した相手・調査時期の注記を確認したか
  • 許可を持つ業者の場合、国土交通省の検索システムで許可番号・許可業種・有効期間を確認したか
  • 2〜3社に同じ条件で現地調査と見積もりを依頼したか
  • 見積書の内訳を確認し、「一式」の項目は明細を求めたか
  • 保証の対象と期間が書かれた保証書を受け取れるか、リフォーム瑕疵保険に加入できるかを確認したか
  • 訪問販売で契約する場合、契約書面のクーリング・オフの記載と期限を確認したか

よくあるご質問

外壁塗装会社のランキングで1位の会社を選べば安心ですか。
1位であることだけでは判断できません。ランキングには掲載業者の広告として作られているものがあり、消費者庁は「顧客満足度1位」などの表示の中に、ウェブサイトの印象だけを尋ねた調査を根拠にしたものがあったと公表しています。広告の表記と順位の根拠を確かめたうえで、建設業許可、見積書の内訳、保証の書面、契約書面を自分で確認してから決めましょう。
見積もりの比較は何社ぐらいが目安ですか。
住まいるダイヤルは、相見積もりは2〜3社がよいようだとしています。1社だけでは金額が妥当か分からず、多すぎると比較が煩雑になって選びにくくなる場合があるためです。工事の内容や住まいの状況によって適した数は変わるため、あくまで目安として考え、各社に同じ条件で依頼して比べてください。
ランキングサイト経由で依頼すると、何か不利になりますか。
サイト経由で依頼すること自体が不利になるとは限りません。ただし、サイトごとに掲載の条件や運営会社と業者の関係が異なるため、申し込む前に運営会社や利用規約を確認し、紹介された業者についても許可・見積書・保証を自分で確かめることが大切です。判断に迷うときは、住まいるダイヤルや消費者ホットライン(188)に相談できます。

参照元・編集について

編集:東北杜の都工務店(合同会社ReUnion)。参照元の一般的な情報をもとに、住まいの相談に向けた確認事項を整理しています。写真や記事だけで建物の診断はできません。制度・相談窓口の最新情報は各参照元をご確認ください。

わが家の場合はどうだろう。

気になる場所や、ご希望をお聞かせください。
現地調査・お見積もりは無料です。

無料見積もり・相談
タップで電話する022-200-6542無料見積もり