仙台で外壁塗装は専門店・工務店・ハウスメーカーどこに頼む?違いと選び方
仙台市・宮城県で外壁塗装を頼む先を、塗装専門店・工務店・ハウスメーカー・リフォーム会社の違い、工事の範囲や新築時の保証による向き不向き、許可と資格の確かめ方から、国土交通省・宮城県・厚生労働省の情報で整理しました。
まず、知っておきたいこと
外壁塗装の依頼先は、塗装専門店・工務店・ハウスメーカーのどれが優れているかではなく、工事の範囲と家の状況で選ぶと判断しやすくなります。外壁だけを塗り替えるなら塗装を本業とする専門店、屋根・板金・雨樋・防水やサイディングの補修までまとめて頼みたいなら複数の工事を扱う工務店やリフォーム会社、新築から10年以内で雨水の浸入にかかわる不具合が疑われる場合はまず建てた会社への相談が候補になります。どのタイプでも、建設業許可(塗装工事業など)を公的な名簿で確かめ、実際に塗る会社と職人、保証の内容を契約前に書面で確認してください。
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外壁塗装を依頼できる会社の種類
「塗装専門店」「工務店」「ハウスメーカー」は会社が自分で名乗っている呼び名で、法律上の区分ではありません。国土交通省によると、建設工事を請け負うには工事の種類ごとに建設業の許可を受ける必要があり、許可は2つの一式工事と27の専門工事の計29業種に分かれています。外壁や屋根の塗り替えに対応するのは、そのうちの「塗装工事業」です。どの呼び名の会社でも、外壁塗装を自社で請け負うかどうかは、どの業種の許可を持ち、どんな体制で施工しているかで見えてきます。
塗装専門店(塗装業者)は、塗装工事を本業とする会社です。自社や専属の職人が塗る形が多く、塗料の種類や下地処理について具体的な説明を受けやすい傾向があります。工務店は地域で新築・リフォーム・修繕を幅広く請け負う会社で、塗装は自社の職人が行う場合と、付き合いのある塗装業者に任せる場合があります。ハウスメーカーは自社で建てた住宅の点検や補修の窓口を持っていることが多く、塗り替えも点検の流れで提案されることがありますが、実際の作業は地域の協力会社が担うことがあります。
このほか、受付や営業を担う会社と実際に工事をする会社が別になっている大手リフォーム会社や、店舗・紹介サイト経由の窓口もあります。突然訪ねてくる訪問販売は会社の種類ではなく売り方の違いで、クーリング・オフなどの注意点は「仙台で外壁塗装業者を選ぶときの確認ポイントと注意点」にまとめています。
- 塗装専門店:塗装が本業。自社職人による施工が多い
- 工務店:塗装以外の大工・板金・防水などもまとめて相談しやすい
- ハウスメーカー:自社で建てた家の点検・補修窓口がある。施工は協力会社のことがある
- 大手リフォーム会社・紹介型の窓口:受付する会社と施工する会社が別のことがある
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タイプ別の良い点と注意したい点
ここで挙げるのは一般的な傾向で、すべての会社に当てはまるわけではありません。同じタイプの会社どうしでも、価格の付け方や保証の内容は大きく異なります。気になる点は、相談する会社に直接質問して確かめましょう。
塗装専門店の良い点は、塗装の工程や塗料の違いについて、作業をする側から説明を聞きやすいことです。一方で、外壁材そのものの張り替えや大工工事、雨漏りの原因が屋根や板金にある場合などは、別の会社と分けて頼む必要が出ることがあります。どこまでを自社で対応できるのか、対応できない工事が見つかったときにどうするのかを確認しておくと安心です。
工務店の良い点は、塗装に合わせて傷んだ外壁材や板金、雨樋、ベランダの防水などを一つの窓口で相談しやすいことです。注意したいのは、塗装をどの会社の職人が行うかが外から見えにくい点です。協力会社に任せる場合は、現場の管理と完成後の連絡先がどこになるのかを聞いておきましょう。
ハウスメーカーの良い点は、自社で建てた家の図面や仕様、これまでの点検記録を持っていることです。注意したいのは、塗り替えの提案が自社の点検プログラムや仕様に沿った内容になりやすく、他社の見積もりと条件をそろえにくい場合があることです。大手リフォーム会社や紹介型の窓口は、受付から完成後の対応まで手続きが整っていることが多い反面、窓口の担当者と実際に塗る職人が別の会社になることがあります。
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工事の範囲や家の状況で考える向き不向き
依頼先のタイプは、「どこまでを一度に直したいか」と「家がどんな状態か」で考えると絞り込みやすくなります。外壁のひび割れや雨染みがあるときは、塗装だけで直るとは限らないため、まず現地調査で原因を確かめてもらうことが先です。症状の見分け方は「仙台の外壁ひび割れ・雨染みの相談目安」で紹介しています。
外壁と屋根を同時に塗り替えると、足場を一度で済ませられます。ただし、屋根材の割れや板金の浮き、雨樋の破損が見つかると、塗装とは別の業種の工事が必要になります。見積もりを頼むときは、塗装以外の補修が必要になったときに同じ会社で対応できるのか、別の会社を紹介されるのかを確認しておくと、後から足場を組み直すような行き違いを減らせます。
宮城県の名簿や国土交通省の検索システムでは、会社がどの業種の許可を持っているかを確認できます。塗装工事業に加えて、屋根工事業・板金工事業・防水工事業などの許可を持っているかは、どの範囲まで一つの会社に任せられるかを考える手がかりの一つになります。ただし、1件500万円未満(消費税を含む)の工事だけを請け負う場合は許可がなくても営業できるため、許可の業種だけで対応範囲を決めつけず、直接確認しましょう。
- 外壁だけを塗り替えたい:塗装を本業とする専門店を含めて比べやすい
- 外壁・屋根・付帯部・防水をまとめて直したい:複数の工事を扱う工務店やリフォーム会社も候補になる
- 外壁材の張り替えや下地の補修が必要かもしれない:大工工事や外壁材の工事まで対応できるかを確認する
- 新築から10年以内で雨水の浸入が疑われる:塗装の前に、まず建てた会社へ相談する
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ハウスメーカーで建てた家と新築時の保証
新築住宅には、建てた会社の規模や業態にかかわらず法律の仕組みがあります。国土交通省によると、住宅品質確保法にもとづき、新築住宅の売主や請負人は、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分について、引き渡しから10年間の瑕疵担保責任を負います。雨水の浸入を防止する部分には屋根・外壁・開口部が含まれます。さらに住宅瑕疵担保履行法により、新築住宅を引き渡す建設業者には、この責任を果たすための保険加入か保証金の供託が義務づけられています。
そのため、引き渡しから10年以内で外壁から雨水が入っているような症状がある場合は、塗り替えを他社に頼む前に、まず建てた会社に連絡して状態を見てもらうことが大切です。先に他社で塗装や補修をすると、もともとの不具合だったのかどうかが分かりにくくなることがあります。
法律で定められた10年間の責任とは別に、ハウスメーカーや工務店が独自に長期の保証や延長保証を設けている場合があります。その条件として自社による点検や有償のメンテナンス工事を求めているかどうか、他社で塗装した場合に保証の扱いがどうなるかは、会社や契約によって異なります。保証書や契約書の該当箇所を確認し、分からない点は建てた会社に書面で回答してもらうと、依頼先を比べるときの判断材料になります。
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どのタイプに頼むとしても確認したいこと
建設業の許可は、国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で商号や許可番号から確かめられます。宮城県内だけに営業所がある会社は宮城県知事の許可で、宮城県は許可業者名簿を土木事務所別に公開しています。仙台市は仙台土木事務所の名簿に含まれます。さらに、宮城県庁行政庁舎8階の建設業閲覧所では、宮城県知事許可の業者が提出した許可申請書類を無料で閲覧でき、県は施工能力や施工実績などの情報を業者選びに役立ててもらう制度だと説明しています。大臣許可の業者の書類は、仙台市にある国土交通省東北地方整備局での閲覧になります。
職人の技能を測る目安には、厚生労働省の技能検定があります。技能検定は国家検定制度で、実技試験と学科試験の両方に合格すると「技能士」と名乗ることができます。塗装の職種には「建築塗装作業」があり、外壁塗装を名乗る会社が「塗装技能士」を挙げることがあります。技能士は会社ではなく個人の資格なので、資格を持つ人が自分の家の現場で作業や管理をするのかを確認しましょう。
実際に塗る会社も確認しておきたい点です。建設業法は、請け負った工事をそのまま他社に丸投げする「一括下請負」を禁止しています。国土交通省の通知によると、住宅の塗装のような民間工事では、元請けの会社があらかじめ発注者から書面で承諾を得た場合に限って例外とされています。協力会社が施工すること自体は珍しくありませんが、工事の大部分を任せることへの承諾書への署名を求められたときは、内容をよく読んでから判断してください。
リフォーム工事で第三者の検査と保証を付けたい場合は、任意の「リフォームかし保険」があります。加入できるのは保険法人に登録した事業者だけで、登録事業者は一般社団法人住宅瑕疵担保責任保険協会の検索サイトで調べられます。見積書の項目や塗料の説明、契約書と施工中に確認すべき点は、「仙台で外壁塗装業者を選ぶときの確認ポイントと注意点」で詳しく紹介しています。
- 許可業種に「塗装工事業」が含まれているか(許可を持つ会社の場合)
- 宮城県知事許可なら、宮城県の許可業者名簿にも商号と所在地が載っているか
- 見積もりを作る会社、実際に塗る会社、完成後の連絡先がそれぞれどこか
- 技能士などの資格を挙げる場合、その資格を持つ人が自分の家の現場を担当するか
- リフォームかし保険を使いたい場合、その会社が登録事業者か
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迷ったときの相談先
依頼先のタイプや見積もりの内容で迷ったときは、国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口「住まいるダイヤル」(公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター)に電話で相談できます。受付は土日・祝休日・年末年始を除く10時から17時です。同センターのサイトでは、リフォームかし保険の登録事業者や、国土交通省に登録された住宅リフォーム事業者団体の情報など、事業者を選ぶときに参考になる検索サイトも紹介しています。
宮城県知事許可の業者について許可の内容を詳しく確かめたいときは、宮城県土木部事業管理課の建設業閲覧所を利用できます。閲覧日は平日ですが、第2木曜日と第4火曜日などは休止日になるため、出向く前に県のページで確認しておきましょう。
東北杜の都工務店でも、仙台市5区と宮城県全域で外壁塗装・屋根塗装のほか、屋根工事・屋根修理、瓦修理、防水工事、雨漏り修理を承っています。現地調査で下地や関連箇所まで確認して、工事方法と範囲を整理してご説明します。現地調査・見積もりは無料です。
相談前のチェックリスト
- 外壁だけを塗るのか、屋根・付帯部・防水・外壁材の補修まで頼みたいのかを整理したか
- 国土交通省の検索システムや宮城県の名簿で、許可業種(塗装工事業など)と有効期間を確認したか(許可を持つ会社の場合)
- 見積もりを作る会社、実際に塗る会社、完成後の連絡先がどこかを確認したか
- 塗装以外の補修が必要になったとき、同じ会社で対応できるか、別の会社になるかを聞いたか
- 新築から10年以内なら、建てた会社の保証書と、他社で塗装した場合の保証の扱いを確認したか
- 資格を挙げる会社の場合、資格を持つ人が自分の家の現場を担当するかを確認したか
- 工事の大部分を他社に任せることへの承諾書を求められた場合、内容を読んでから判断したか
- リフォームかし保険を使いたい場合、その会社が登録事業者かを確認したか
よくあるご質問
- 塗装専門店と工務店では、どちらが安いですか。
- 会社のタイプだけでどちらが安いとは言えません。自社の職人が塗る会社と、協力会社に任せる会社では費用の内訳が変わりますが、足場・下地補修・塗料の製品名・塗り回数・付帯部の範囲・保証がそろっていないと金額は比べられません。同じ工事範囲と条件で、タイプの違う会社を含めて複数社から見積もりを取ると、差の理由が見えやすくなります。
- ハウスメーカーで建てた家の外壁塗装を、他の会社に頼むと保証はどうなりますか。
- 新築住宅では、法律にもとづき建てた会社が引き渡しから10年間、屋根・外壁・開口部など雨水の浸入を防止する部分の瑕疵について責任を負います。これとは別に会社独自の延長保証がある場合、その条件や他社で塗装したときの扱いは会社や契約によって異なります。保証書を確認し、分からない点は建てた会社に書面で確認してから依頼先を決めましょう。
- 「塗装技能士」とは何ですか。資格がないと塗装はできませんか。
- 塗装技能士は、厚生労働省の技能検定(国家検定制度)で、塗装の実技試験と学科試験の両方に合格した人が名乗れる資格です。外壁塗装をするために必ず必要な資格ではありませんが、技能の目安の一つになります。会社が資格を挙げている場合は、その資格を持つ人が自分の家の現場で作業や管理をするのかを確認してください。
- 見積もりの会社と実際に塗る会社が違っても大丈夫ですか。
- 協力会社が施工すること自体は珍しくありません。ただし建設業法は、請け負った工事をそのまま他社に丸投げする一括下請負を禁止しており、民間工事では発注者があらかじめ書面で承諾した場合に限り例外とされています。誰が現場を管理し、完成後の不具合はどこに連絡するのかを契約前に確認しておきましょう。
参照元・編集について
- 建設業の許可とは国土交通省 / 確認日
- 一括下請負の禁止について国土交通省 / 確認日
- 住宅の品質確保の促進等に関する法律の概要国土交通省 / 確認日
- 新築住宅に関する法制度(住宅瑕疵担保履行法)国土交通省 / 確認日
- リフォームかし保険について国土交通省 / 確認日
- 許可業者・登録業者名簿宮城県 / 確認日
- 許可申請書類の閲覧制度について宮城県 / 確認日
- 技能検定(令和8年度パンフレット)厚生労働省 / 確認日
- 電話相談サービスのご案内|住まいるダイヤル公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター / 確認日
- 事業者を選ぶ際に参考となる情報検索サイト|住まいるダイヤル公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター / 確認日
編集:東北杜の都工務店(合同会社ReUnion)。参照元の一般的な情報をもとに、住まいの相談に向けた確認事項を整理しています。写真や記事だけで建物の診断はできません。制度・相談窓口の最新情報は各参照元をご確認ください。
