仙台で外壁塗装はいつ必要?時期の目安と工事の流れ
仙台市・宮城県で外壁塗装を考えるときの時期の目安を、住宅金融支援機構の維持管理の目安、気象庁の仙台の平年値、国土交通省の塗装工事の基準から整理し、工事の一般的な流れと近隣への配慮、相談前の確認点をまとめました。
まず、知っておきたいこと
外壁塗装が必要かどうかは、築年数だけでは決まらず、点検で劣化の状態を確かめて初めて判断できます。住宅金融支援機構の目安では、木造一戸建ての外壁は材質に応じて2〜4年ごとに点検し、15〜20年位で全面補修を検討するとされ、金属系の外壁は3〜5年ごとの塗り替えが目安です。仙台で工事の時期を選ぶときは、国土交通省の標準仕様書が気温5℃以下や湿度85%以上では原則として塗装しないとしている点が手がかりになります。仙台は冬の平年気温が低く、夏から秋は雨と湿度が多いため、春や晩秋が候補になりやすいものの、実際の可否は塗料の仕様とその日の天候で決まります。工事は現地調査から足場の解体まで一続きの工程で進むので、工程ごとに何を確認するかを知っておくと、見積もりや契約の場で判断しやすくなります。
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外壁塗装が必要になる一般的な周期
外壁塗装の時期に、すべての家に当てはまる決まった年数はありません。住宅金融支援機構が公開している「マイホーム維持管理の目安(一戸建て・木造住宅)」では、外壁を材質ごとに分けて、点検の時期と取り替えや補修を考える時期の目安を示しています。同機構は、これらは一般的な目安で、工法や仕様、所在地の気候などによって点検や補修の項目・時期が異なることがあると説明しています。
この目安で示されている期間は、塗り替えだけでなく外壁の全面補修を検討する時期です。モルタル壁やサイディング壁でも、点検でひび割れ・はがれ・シーリングの劣化が見つかれば、年数を待たずに補修を考えることになります。反対に、15年を過ぎたから必ず塗り替えが必要になるわけでもありません。年数は点検や相談のきっかけとして使い、工事の要否は現地で劣化の状態を確かめてから決めましょう。
塗料の種類ごとの耐用年数は、製品やメーカーの試験条件によって異なり、公的に一律の年数が定められているわけではありません。見積書に書かれた耐用年数と保証期間の違いは「仙台で外壁塗装業者を選ぶときの確認ポイントと注意点」で説明しています。
仙台・宮城では、冬に気温が氷点下まで下がる日があります。気象庁の仙台の平年値(1991〜2020年)では、1月の日最低気温の平均は-1.3℃、雪日数は23.8日です。ひび割れやシーリングのすき間に入った水が凍ると傷みが広がるおそれがあるため、冬を迎える前の点検で気になる箇所を確かめておくと、春以降の工事の計画を立てやすくなります。
- モルタル壁:2〜3年ごとに点検、15〜20年位で全面補修を検討
- タイル貼り壁:2〜3年ごとに点検、15〜20年位で全面補修を検討
- 窯業系サイディング壁:3〜4年ごとに点検(シーリングの劣化も確認)、15〜20年位で全面補修を検討
- 金属板・金属系サイディング壁:2〜3年ごとに点検、3〜5年ごとに塗り替え、15〜20年位で全面補修を検討
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仙台で外壁塗装に向く季節
塗装は塗料が乾いて固まることで性能を発揮するため、気温と湿度に左右されます。国土交通省の「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)」は、気温が5℃以下、湿度が85%以上、結露などで塗料の乾燥に不適当な場合は塗装を行わないとし、外部の塗装は降雨のおそれがある場合や強風時には原則として行わないとしています。住宅の工事に直接適用される決まりではありませんが、工事の時期や天候による中断を考えるときの目安になります。
気象庁の仙台の平年値を見ると、12月から2月は日最高気温の平均でも5.6〜8.3℃にとどまり、朝夕や日の当たらない北側の壁では5℃を下回る時間が長くなりやすい時期です。6月から9月は月平均の湿度が78〜83%と高く、降水量も7月178.4mm、9月192.6mmと多くなります。これに対して4月・5月と11月は、月平均の湿度が63〜70%、降水量が58.7〜110.2mmで、気温も塗装しやすい範囲に入る日が多い月です。10月は気温は穏やかですが、降水量は150.6mmとやや多めです。
ただし平年値は月の平均で、湿度が85%を超える雨の日は春や秋にもあり、冬でも日中に条件を満たす日はあります。また、塗料によって塗装できる気温や、下塗りから次の工程まで空ける時間が決められています。「この月なら必ず大丈夫」と決めつけず、使う塗料の条件と、雨や低温で作業を止めるときの判断・工期の延び方を業者と確認しておきましょう。
- 冬(12〜2月):低温で塗料が乾きにくく、作業できる時間が短くなりやすい
- 梅雨から秋雨の時期(6〜9月):湿度と降水が多く、雨による中断が起きやすい
- 春(4〜5月)と晩秋(11月):湿度・降水が比較的少なく候補になりやすいが、天候で予定は動く
- どの季節でも:使う塗料の施工条件と、雨天・低温時に作業を止める基準を確認する
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工事の一般的な流れ
外壁塗装は、現地調査・見積もり・契約のあと、足場の設置から始まり、洗浄、下地処理、塗装、検査、足場の解体という順で進むのが一般的です。住まいるダイヤル(公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター)の相談事例では、外壁面を高圧洗浄したあと、下塗り・中塗り・上塗りの3回に分けて塗ること、下塗りは既存の塗膜と新しい塗料の密着を高める下地材で、中塗りは上塗りと同じ材料を厚めに塗り、上塗りで仕上げることが説明されています。
国土交通省の標準仕様書は、中塗りと上塗りの色を変えるなどして、それぞれが全面に均一に塗られていることを確認するとしています。住宅の工事でも、各工程の写真を残してもらう、塗る前後で色や状態の違いを見せてもらうといった方法で、見積書どおりの回数が塗られたかを確かめられます。工程の間に空ける時間は塗料の種類や気象条件で変わるため、天候によっては作業のない日が挟まることもあります。
下地処理では、高圧洗浄で汚れや古い塗膜の浮きを落としたあと、ひび割れの補修やシーリングの打ち替えなどを行います。足場を組んで近くで見て初めて分かる傷みもあるため、追加の補修が必要になったときの連絡方法と費用の決め方を、着工前に取り決めておきましょう。
- 現地調査・見積もり:劣化の場所と原因、使う塗料の製品名と塗り回数の説明があるか
- 契約:工事の範囲・工期・支払い時期、雨天時の扱いが書面に書かれているか
- 足場の設置・養生:足場の位置と、窓や車・植木などの養生の範囲を確認する
- 高圧洗浄・下地処理:ひび割れやシーリングの補修箇所を写真で見せてもらえるか
- 下塗り・中塗り・上塗り:工程ごとの写真や、中塗りと上塗りの色の違いで塗り回数を確認できるか
- 完了検査・足場の解体:足場を外す前に、塗り残しや汚れを一緒に確認する
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工期と近隣への配慮
工期は、家の大きさや形、下地の傷み具合、塗る範囲、そして天候によって変わります。参考として、住まいるダイヤルが公開している戸建ての見積事例(外壁面積125㎡のモデル住宅で、外壁をローラー仕上げで塗り替える例)では、外部足場とメッシュシートの存置期間を「1カ月」として積算しています。実際の日数は家ごとに異なるため、見積もりの段階で工程表をもらい、雨で延びた場合にどう調整するかを確認しておきましょう。
足場の設置と解体では金属音が、高圧洗浄では音と水しぶきが出ます。塗装中は塗料のにおいもあり、メッシュシートで窓が覆われる期間もあります。工事前のあいさつを誰がいつ行うか、作業時間と工事車両の置き場所、苦情や汚れが出たときの連絡先を、業者と決めておくと行き違いを減らせます。
敷地に余裕がなく、隣の土地に足場を組む必要がある場合は、法律のルールも関係します。法務省によると、2023年4月1日に施行された改正民法では、建物の修繕などに必要な範囲で隣地を使用できることが明確になり、その日時・場所・方法は隣地の所有者や使用者の損害が最も少ないものを選び、あらかじめ目的・日時・場所・方法を通知することとされました。通知は相手が準備できる合理的な期間を置く必要があり、緊急性がない場合は通常2週間程度が目安と説明されています。権利があっても、断られたからといって無理に立ち入ることはできません。隣地を使う可能性があるかは、現地調査の時点で業者に確認しておきましょう。
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相談前に準備しておくこと
業者に相談する前に、気になる症状の場所と時期を写真で残しておくと、現地調査で原因を確かめる手がかりになります。屋根や2階の外壁など高い場所を自分で確かめるのは転落の危険があるため、地上や窓から見える範囲にとどめてください。見分け方は「仙台の外壁ひび割れ・雨染みの相談目安」にまとめています。
台風や大雪のあとに外壁が傷んだ場合は、火災保険などの補償の対象になることがあります。日本損害保険協会は、自然災害による住宅の損害は多くの場合すまいの保険で補償される一方、自然の消耗や劣化、性質によるさびなどによって生じた損害は対象にならないと説明しています。国民生活センターは、「保険金を使って自己負担なく修理できる」と勧誘する事業者とのトラブルが多いとして、契約する前に加入している損害保険会社や代理店に連絡すること、保険金の請求は加入者自身でできることを呼びかけています。保険が使えるかどうかは、業者ではなく保険会社に確認しましょう。
複数の会社に相談するときは、同じ範囲・同じ条件で見積もりを頼むと違いを比べやすくなります。見積書の項目の見方は「仙台で外壁塗装業者を選ぶときの確認ポイントと注意点」、依頼先の種類による違いは「仙台で外壁塗装は専門店・工務店・ハウスメーカーどこに頼む?違いと選び方」で紹介しています。東北杜の都工務店でも、仙台市5区と宮城県全域で外壁塗装・屋根塗装を承っています。現地調査で下地や関連箇所まで確認して、工事方法と範囲を整理してご説明します。現地調査・見積もりは無料です。
相談前のチェックリスト
- 外壁の材質(モルタル・サイディング・金属系など)と、前回の塗装や補修の時期を確認したか
- 気になるひび割れ・はがれ・色あせ・シーリングの切れの場所と、気づいた時期を写真で記録したか
- 高い場所には自分で上がらず、地上や窓から見える範囲で確認したか
- 台風や大雪による損傷が疑われる場合、業者より先に加入している損害保険会社や代理店に連絡したか
- 使う塗料の製品名と塗り回数、塗装できる気温などの条件の説明を受けたか
- 工程表をもらい、雨や低温で作業を止めたときの工期の扱いを確認したか
- 工程ごとの写真を残してもらえるかを確認したか
- 近隣へのあいさつを誰がいつ行うか、隣の土地を使う必要があるかを確認したか
- 複数の会社に、同じ範囲・同じ条件で見積もりを頼んだか
よくあるご質問
- 外壁塗装は何年ごとに必要ですか。
- 決まった年数はなく、劣化の状態で判断します。住宅金融支援機構の目安では、木造一戸建ての外壁は材質に応じて2〜4年ごとに点検し、15〜20年位で全面補修を検討するとされています。金属板・金属系サイディングの外壁は3〜5年ごとの塗り替えが目安です。工法や仕様、地域の気候でも時期は変わるため、年数は点検のきっかけとして使い、工事の要否は現地調査で確かめましょう。
- 梅雨や雨の多い時期でも外壁塗装はできますか。
- 雨の日や湿度が高い日は、原則として塗装しません。国土交通省の公共建築工事標準仕様書は、湿度85%以上や結露などで塗料の乾燥に不適当な場合は塗装を行わず、外部の塗装は降雨のおそれがある場合も原則として行わないとしています。雨の多い時期でも晴れ間に作業を進めることはありますが、中断で工期が延びやすくなります。雨天時の扱いと工期の延び方を契約前に確認しておきましょう。
- 仙台では冬に外壁塗装ができますか。
- 冬でも条件を満たす日中に作業できる場合はありますが、注意が必要な時期です。気象庁の仙台の平年値では、1月の日最高気温の平均が5.6℃、日最低気温の平均が-1.3℃で、国土交通省の標準仕様書が塗装を行わないとする気温5℃以下の時間が長くなりやすくなります。冬に工事をする場合は、使う塗料の施工できる気温と、作業時間の取り方を業者に確認してください。
- 外壁塗装の工期はどのくらいかかりますか。
- 家の大きさや下地の傷み具合、天候で変わるため、一律の日数はありません。参考として、住まいるダイヤルが公開している戸建ての見積事例(外壁面積125㎡のモデル住宅)では、足場とメッシュシートの存置期間を1カ月として積算しています。見積もりの段階で工程表をもらい、雨で延びた場合の調整方法も確認しておきましょう。
- 「火災保険で無料で塗り替えられる」と言われました。本当ですか。
- 保険金が支払われるかどうかを決めるのは保険会社です。日本損害保険協会は、自然の消耗や劣化によって生じた損害は補償の対象にならないと説明しています。国民生活センターは、保険金で修理できると勧誘する事業者とのトラブルが多いとして、契約する前に加入している損害保険会社や代理店に連絡すること、保険金の請求は加入者自身でできることを呼びかけています。その場で契約せず、まず保険会社に確認してください。
参照元・編集について
- 入居後の住まいの保守管理(マイホーム維持管理の目安)独立行政法人住宅金融支援機構 / 確認日
- マイホーム維持管理の目安【一戸建て(木造住宅)】独立行政法人住宅金融支援機構 / 確認日
- 仙台 平年値(年・月ごとの値)気象庁 / 確認日
- 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版 18章 塗装工事国土交通省 / 確認日
- 外壁リフォーム工事をした。色ムラがあるので塗り直したいと施工業者に言われたが、断りたい。|住まいるダイヤル公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター / 確認日
- 外壁を塗り替える(可とう形改修塗材・ローラー仕上げ)戸建リフォーム見積事例|住まいるダイヤル公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター / 確認日
- 民法の改正(所有者不明土地等関係)の主な改正項目について法務省 / 確認日
- 住宅の修理などに関するトラブルにご注意一般社団法人日本損害保険協会 / 確認日
- 保険金で住宅修理ができると勧誘する事業者に注意!独立行政法人国民生活センター / 確認日
編集:東北杜の都工務店(合同会社ReUnion)。参照元の一般的な情報をもとに、住まいの相談に向けた確認事項を整理しています。写真や記事だけで建物の診断はできません。制度・相談窓口の最新情報は各参照元をご確認ください。
